サラリーマンを辞めたけれど、また戻った人のブログです

サラリーマンを辞めて会社に属さず生きていく事に決めたけれど、またサラリーマンに戻った人のブログです。

そのレベルで不満なら「その人の能力不足」より「会社のサービス」を問うべきだろう

 

私は現在、マンションに住んでいます。

マンションに住んでいると管理組合の理事をやったりします。

私も数年前にやったのですが、意外と勉強になり面白かったというのが感想です。

 

その時にあった話です。

理事の会合で、そのマンションの長老的存在の方が口を開きました。

うちのマンションには月曜日-土曜日の9時-5時で管理人さんが来てくれるのですが、その話題です。

 

「前のNさんは、本当によく仕事をした。」

「朝は6時半頃に来るし。」

「大地震とか台風の時は管理人室に泊まり込むしね。」

「***号室のおばあちゃんが電球が交換出来ないって言ったら、上がり込んで交換しに行くしね。」

「でも今のYさんはね・・・・。」

「そりゃ、契約通りの仕事をしてくれるさ。」

「でもさ、Nさんみたいな熱意が無いんだよ。」

 

確かに、この長老的存在の方の言いたい事は、よくわかります。

でも何か違和感を感じました。

 

私が4年前に引っ越してきた時は、Nさんが管理人でした。

本当にここまで働くかというくらい仕事に対する熱意がとても高い方でした。

引っ越してきたばかりの私も、とても頼りになりました。

実際に3年前の大震災の時は土日にもかかわらず泊まり込んでいたと聞いています。

 

そして3年前にNさんは家庭の事情で仕事を離れる事になり、その後はYさんが担当になりました。

Yさんもとても物腰が柔らかい方で、私から見ても全く問題がありません。

9時から契約と言っても、8時前には来て仕事を始められています。

もちろんNさんと比べると?、ですが、別に仕事ぶりで問題になった事は無く、ちゃんと契約通りの仕事をしてくれます。

なので、Nさんの仕事ぶりと同じレベルをYさんに求めるのはどうなんだろうか、と違和感を感じた次第です。

 

ただ、印象的にNさんと違うのは、Yさん週6日のうち週4-5日の勤務なのです。

まあでもそれは雇用形態として当たり前の事ですし、Yさんがいらっしゃらない時は代理の方が来られるので、管理の契約上は問題無いのです。

Yさんだって休む権利はありますし、個人的な事情があるはずですから。

また、上で書いた、おばあちゃんが電球を変えられなかった話ですが、同じシチュエーションがYさんにもあったそうですが、Yさんは頼まれても断ったそうです。

要は規定として管理人が個別の部屋に入る事を禁止されているためです。

 

長老的存在の方は勤務日数についても気になっているようで、そしておばあちゃんの電球の件についても、

「そういう決まりがあったって困っている人がいるんだから、熱意があれば部屋に上がって手を差し伸べるだろ!」

という事を仰っていましたが、YさんはYさんなりに正しい判断をしています。

(もちろん命に関わる事があれば別ですし、そういう事があればYさんも正しい対応をするはずですが・・・。)

明らかに怠慢な仕事ぶりなら仕方が無いですが、その状況でサービスレベルに不満があるのなら、Yさんの熱意不足を問うのではなく、管理会社に対してフィードバックすべきなのだと思うのです。

 

こういう話は色々な場所であると思います。

担当者が変わったらサービスレベルが下がったという話です。

もちろんベテランから若い新人に変わったりしていると、力量不足を問われる事がありますが、サービスを提供する側の会社は「サービスレベルを適正にしたい」という考えもあるので、お客様に不満が出るようであれば、お客様とサービスを提供する側で徹底的に話し合うしかありません。

 

こういう不満が担当者個人に向いてしまう事が、ある意味、ブラック化を招いているのかもしれません。

その個人だけに責任を押し付けてしまうと、ほとんどの場合その個人は「時間と労力」で解決するようになり、場合によって精神的に追い込む事になります。

個人事業主として働いているなら間違っていませんが、こういう不満は本来、組織に向いて組織で解決しなければいけない事ですからね。

 

ちなみに余談ですが、この長老的存在の方のお陰で、我がマンションは管理会社にとっては「重要顧客」らしく、手が抜けないマンションらしいのです。

そんなこんなで私は快適に暮らす事が出来ております。