自信を持つためには、どうしたらいいんでしょう?
私は子供の頃から自信が無さそうな人間でした。
これまでを振り返ると、自信が無さそうだと、いくら真面目に取り組んでいても、誠実でも、優しくても、人から信用される事が無かったと思っています。
なので、20代の頃まで周りからは「君は自信を持たないともったいない」といわれたものです。
この歳になって、色々な事を乗り越えた中で、どのように自信を持てるようにしたかを書いてみたいと思います。
経験を沢山積む事
仕事でも何でも、初めての事は不安で仕方がありません。
であるならば、「初めてじゃない状況」にするしかありません。
不安でも、その気持ちを殺して何度も何度もチャレンジするしかありません。
何度もやっている中で、そういう不安な気持ちや嫌悪感が消えたのであれば、自信がついてきている証拠だと思います。
会社で働いていた時は、常に新しい事をやっていた時期があって、最初は不安でしたが、何度も何度もやるしかないと挑戦し、不安が消え自信が持てるようになった事がありました。
そのうち「新しい事に取り組む」事自体、慣れてきてしまって、不安が無くなり、自信が持てるようになりました。
準備をしっかりとする事
自信が持てない、不安だという原因を分析していくと、準備がしっかり出来ていないから、という事があります。
どんな準備が必要か、という分析が必要です。
例えば、私が会社で働いていた頃、お客様に説明しなければいけないという場面が出てきます。
最初の頃は、いつも自信が無く不安で不安で仕方が無かったのです。
他の人はトークだけで説明できているのですが、同じようにやろうとしても自信が持てず、いつも失敗していました。
そこで考えたのが、「資料を作る事」でした。(当たり前ではありますが・・・。)
資料を作って、お客様に渡して、持って説明すると、あら不思議、不安無く自信を持ってサラッと説明できるんですね。
資料を作る事で、事前に説明する事について、頭の中で整理が出来るんです。
そして、資料を持って説明すると、資料が何となく私の気持ちをサポートしてくれるのです。
それからというもの、いくら簡単な説明をする時でも、1枚の簡単なものでも資料を作って準備をして、説明に臨むようにしています。
練習をする事
最初に書いた「経験を沢山積む事」と似ているかもしれません。
自信が持てなかったり不安ならば、成功体験で補う事になりますが、それが「練習」になると思います。
一般的に練習って「出来ない事を出来るようにする」側面を想像する事が多いですが、「出来る事を常に同じクオリティで出来るようにする」側面もあると思います。
プロスポーツ選手が練習をするのは、後者の側面が強いと思います。
例えばスピーチをする事になった時の事です。
私の経験から、原稿があって「これを読めばいい」というだけで臨んでも良いスピーチは出来ませんでした。
ここでは、あまり細かくスピーチの事は書きませんが、実際に話している時の状況を想像して、時間を計測して、最高のスピーチの状態を何度も練習して本番に臨む必要があると思っています。
いつもは簡単に出来る事でも、本番になったら出来なくなるというのは、よくある話だと思います。
「本番に弱い」とか「いつもの力が発揮できるか不安」ならば、何度も練習する必要があると思っています。
根拠のない自信を持つ事
自分に暗示を掛けるのです。
自信が無い人に、こういう事を言うのは逆効果ですが、ネガティブなイメージを振り切って、役者になったつもりで堂々と臨む事が必要な時もあります。
全てに共通して言える事は、「いかに不安要素を打ち消すか」になるんだと思います。
その不安要素が、力量が不足しているからなのか、それとも準備が不足しているからなのかを、しっかり分析して上の対処法で何が合うかを選んでいけば良いのかと思っています。
こういう事がわかってからは、私は「自信が無さそうだ」と言われる事が、ほとんど無くなりました。
参考になれば幸いです。