お医者さんからアカウンタビリティを勉強する
以前書きましたが、ちょっとした病を患っていて通院していた時期がありました。
病気の治療の事を書きます - サラリーマンを辞めて何処に行く?
その時の主治医の方に感じたのは、「説明能力の高さ」です。
- 過去の他の患者さんの症例から、こういう感じで治療を進めていきます。
- ここの部分が不明で、こうとははっきり言えないが、でもここがこうだからそう判断しています。
- 先週までは、この薬の影響で、こういう副作用が出ていた。でも、この薬の服用を止めたので、副作用が出なくなっています。
- 時間が進むにつれて、レントゲン上で炎症が消えてきている。これは治療を続けてきたからです。
上の書き方だと、あまりにも抽象的でわかりにくいかもしれませんが、その場にいると納得出来る説明をしてくれました。
要は、
- ちゃんと病状について論理的に根拠から教えてくれる。
- お医者さんだってわからない事はある。しかし、複数の方向からの視点でわからない部分を補うように教えてくれる。
- イレギュラーな事が起こっても、患者を落ち着かせるように説明してくれる。
- 治療の進捗と結果を時系列に沿ってわかりやすく説明してくれる。
というように、疑問を持たないように説明してくれるのです。
私はその頃、通院しながらも、
「これって仕事に通じ、役立つ事があるんじゃないか?」
と感じたのです。
仕事の中でも、お客様の疑問や不安を取り除く場面が存在します。
そんな場面で、この説明能力は役立つと思うのです。
私が思う説明能力を高めるコツは、
複数の観点・視点から1つのものを見つめる事
ではないでしょうか。
自分の視点だけで説明しても相手に通じません。
完全に相手の視点にならなくても、複数の視点からの見解を説明する事で、相手が納得する確率が上がるのではないかと思うのです。
病気になっても、得る事ってあるんですね。
と、昨日一緒に話した人も、そんな話をしていたので、今日はそんな記事にしてみました。